仮性包茎(かせいほうけい)に対して良い印象を持つ男性は少ないでしょうが、具体的にどのようなデメリットがあるかご存じですか?
仮性包茎は自分でペニスの皮を剥くことができるため、日常生活ではそこまで大きな弊害が生まれないケースがあります。それでも決して無視できないデメリットは確かに存在するのです。
本記事では仮性包茎のデメリットを解説するとともに、治療が必要な方のタイプや、少しでも仮性包茎の男性を勇気付けるための意識改革を行っていきます。
仮性包茎のデメリット
仮性包茎の気になるデメリットは、大まかに分けると12個も存在します。
どれも男しては放置しておくことができないものですので、ぜひ参考にしてください。
見た目にコンプレックスを抱く
まず最初にご紹介するデメリットは、ペニスの見た目にコンプレックスを持ってしまうことです。
先端部分まですっぽり皮を被っていることで、まるで子供のペニスのような印象を受けてしまいます。それだけペニスの象徴である亀頭部分は存在感が大きいということでしょう。
また、包茎の方はペニスのサイズが小さい傾向にあります。小さなペニスが皮を被っていることで、余計に情けない心境に陥ることが予想されます。
仮に最初は気にならなくても、他人から指摘されることで恥ずかしさを感じ、人前で裸になることが恐くなるケースは非常に多いです。その結果、友人同士であってもサウナや海水浴に行くことが嫌になり、強いコンプレックスとして心の中に住み着いてしまいます。
男としての自信や威厳を失ってしまう
仮性包茎であることが恥ずかしいと感じ始めると、これまでの人生で積み重ねてきた自信や威厳が、音を立てて崩れ落ちてしまうでしょう。
- 他人にペニスを見られたくない
- 女性にバカにされたくない
- セックスで女性を満足させられない
このような不安や葛藤を常に持ち続けることで、一種の諦めにも似た境地に辿り着きます。
「どうせ自分は粗チンなんだ」と自らを蔑むようになり、日常生活でのメンタル面に多大な悪影響を及ぼす恐れがあるでしょう。
汚れが溜まって異臭がする
包茎の方はペニスのカリ部分に恥垢などの汚れが溜まりやすく、異臭を放つ原因にもなります。
仮性包茎であれば自分でペニスの皮を剥くことができるので、入浴時に綺麗に洗浄することは可能です。しかし、平常時は亀頭の先端まで皮を被っているのでやはり汚れは溜まりやすく、汗や湿気と合わさることで悪臭を放つケースが多いです。
パートナーのセックスをする前にペニスを洗えれば良いですが、シャワーや入浴をせずそのままセックスに突入することで、雰囲気が一気に壊れる恐れがあるでしょう。
亀頭包皮炎などの感染症を発症する
汚れやが溜まりやすい状況ですと、細菌が繁殖しやすく、亀頭包皮炎などの感染症を度々発症することになります。
亀頭包皮炎を繰り返すことで腫れや痛みが出現するだけではなく、ペニスと包皮の癒着が発生し、包茎が重症化するリスクがあります。
また、仮性包茎の方は陰毛が包皮内に入り込みやすい傾向にあります。入り込んだ陰毛を乱暴に取り除こうとすると内板に傷をつけてしまうことがあり、細菌の侵入経路を増やす可能性があるのです。
性病を罹患するリスクが高い
ペニスの衛生面を保つことができないことで、性病にかかるリスクも高くなります。
細菌が繁殖したり、内板を傷つけることで性病のウイルスが体内に侵入しやすくなり、自分だけではなく、パートナーの女性も感染させる恐れがあるでしょう。
性病の中には、重症化すると治療に時間とお金がかかるタイプがあり、ペニスだけではなく全身に何かしらの症状が現れ、最悪の場合は命に関わるケースもあるのです。
早漏になる
仮性包茎の方は、早漏になる確率も高いです。
早漏には「敏感性」といって、亀頭や陰茎が受ける少しの刺激で射精に至ってしまうタイプがあります。つまり刺激に対する耐性が弱いということです。
仮性包茎の場合、非勃起時は亀頭が包皮に包まれており、外部からの刺激を受けにくい環境です。そのため、刺激に対する耐性がついておらず、いざセックスをするときに挿入して1分以内に射精をしたり、時には挿入する前に絶頂を迎えてしまうケースがあります。
早漏は男女ともにセックスで満足感を得ることのできない厄介な症状なので、大きなデメリットだといえるでしょう。
亀頭の成長が遅れる
仮性包茎の方は、亀頭が小さい傾向にあります。
幼少期から思春期にかけてペニスへの血流が悪く、思うように亀頭が成長してくれなかったことが考えられますが、仮性包茎が重度になるにつれてその傾向が強くなるといえるでしょう。
亀頭が小さいことで別のコンプレックスを抱える方も多いので、亀頭増大手術や、ペニス増大サプリの服用など早々に手を打つ必要があります。
コンドームの選別が難しい
仮性包茎の場合、コンドームの選別が難しいデメリットがあります。
装着する際はなるべく挿入口が広いタイプを選ぶ必要があるでしょう。なぜなら、いくら自分で皮を剥けるとはいえ、やはり包皮が邪魔でスムーズにコンドームにペニスを装着することができないからです。
挿入口が広いタイプであれば、包皮が邪魔をしても比較的にスムーズにコンドームを装着できます。しかし、今度はゴムが外れやすいという問題が出てきます。
コンドームが外れやすくなる原因は、下記のとおりです。
- 挿入口の広いタイプは亀頭の大きなペニスに適している
- 挿入後のピストン運動で包皮がコンドームを押し返してしまう
挿入口の広いタイプは、元々亀頭が大きい方のために作られたものです。
つまり巨根サイズのペニスを持つ方でちょうど良いフィット感なので、亀頭や陰茎の発達が乏しい包茎ペニスではサイズの合わない大きな洋服を着ているのと同じです。少しの前後運動で簡単に脱げてしまう恐れがあるでしょう。
加えて、包皮がコンドームを前方に押し出してしまうので余計に外れやすくなる悪循環が発生します。
こういった事情から、包茎ペニスのコンドーム選びには慎重になる必要があるでしょう。
セックスの最中に包皮が裂傷する恐れがある
仮性包茎は自分でペニスの皮を剥くことができるので、問題なくセックスを行えます。しかし、挿入後のピストン運動では、膣内で包皮が引っ張られる恐れがあるのです。
その結果、皮が裂けて痛みや出血が起きるという恐ろしい事態を招くリスクがあります。膣内から血塗れのペニスが出てきたら、別のトラウマを抱えてしまうかもしれません。
女性が不妊症や子宮頸癌になる可能性がある
女性が性病に罹患すると、不妊症や子宮頸癌といった病気を発症させるもリスクがあることをご存じですか?
仮性包茎のペニスは細菌が繁殖しやすいことから、様々感染症や性病を引き起こす恐れがあります。つまりパートナーの女性と性行為を行うことにより、相手にも同様のリスクを負わせてしまうということです。
自分だけではなく女性の身も危険に晒すとなられば、これはもう無視することはできません。早急に改善策を立てる必要があります。
男性は陰茎癌を発症する可能性がある
仮性包茎の場合、陰茎癌を発症するリスクが高くなります。あまり耳に馴染みのない病気ですが、陰茎癌はペニスにできる腫瘍のことです。
主な発症原因には、下記のようなことが挙げられます
- 包茎
- ヒトパピローマウイルス
- 生殖器の不衛生
- 喫煙
包茎も原因の1つに挙げられていることから、将来的に陰茎癌を発症リスクはゼロではありません。
女性からの評判が悪い
最後は非常にシンプルなデメリットで、女性からの評判が悪いことが挙げられます。
一般女性だけではなく風俗関係の方々からもウケが悪く、時には仮性包茎というだけでサービスを断られるケースもあるほどです。
女性から嫌悪される一番の要因は、やはりペニスの不衛生にあります。悪臭を放っていたり、カリ部分に恥垢が溜まったペニスを舐めたいと思いますか?
女性とスムーズに性的な行為をしたいのであれば、ペニスは常に清潔にしておきましょう。
仮性包茎であっても治療が必要な人とは?
仮性包茎は、工夫次第で日常生活をスムーズに送ることができます。そのため、治療の必要性を見出せず放置する方がいます。
現に仮性包茎と上手に向き合いながらあえて治療を受けない方は、大勢存在するのです。
しかし、全ての方が何の弊害もなく生活ができるわけではありません。仮性包茎であっても治療が必要な方のタイプを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
仮性包茎が原因で自分に自信がもてない
自信に満ち溢れた男性は魅力的といいますが、自分に自信がなく卑屈な男性はどうなのでしょうか。
自信とは、様々なことに影響を及ぼします。
- 女性との関係性
- 仕事への意欲
- 新しいことへのチャレンジ精神
- 日々の充実度
自信の代わりに大きな不安を抱え続けることで、生活の質(QOL)は確実に落ちていくでしょう。充実したやりがいのある毎日を送るためにも、仮性包茎を治療してメンタルを整えることをおすすめします。
感染症を繰り返している
亀頭包皮炎などを繰り返すことで、仮性包茎が重症化するリスクがあります。何度も発症するうちに炎症が酷くなり、ペニスの包皮口が狭くなることが原因です。
やがてペニスと包皮が癒着し、亀頭が全く露出することのできない真性包茎にまで悪化する可能性も否定できません。真性包茎は、自分で皮を剥くことができないので、日常生活の大きな弊害を生み出す厄介な症状です。
取り返しのつかない事態に陥る前に、仮性包茎を改善することが無難でしょう。
性病を罹患する確率が高い
仮性包茎は性病を罹患する確率が高いですが、不特定多数の女性と関係性を持つ場合、性病にかかるリスクは一気に跳ね上がります。
例えば日常的に風俗に通っていたり、色々な女性をとっかえひっかえしているプレイボーイは特に危険だといえるでしょう。
もちろんそういった男性は、仮性包茎を治療したからといって性病にかからないわけではありません。ライフスタイルそのものを見直す必要があるでしょうが、それでも仮性包茎を治すことはリスクの軽減になります。
女性から性行為を嫌がられる
女性から性行為を嫌がられることは、メンタル面の大きな悪影響を及ぼします。
性欲を解消するならオナニーで十分だという考えもあるでしょうが、やはり女性の温もりを得られることは重要なことです。
パートナーがいる方であればセックスを拒まれる、風俗に通う方であればサービスを受けさせてもらえない。こういったケースは、男性に強いストレスと喪失感を与えることでしょう。
女性をセックスで満足させたい
仮性包茎は自分で皮を剥いて亀頭を露出させればセックスを行えますが、ズル剥けの方と比較すると女性に与える刺激が不足する傾向にあります。
亀頭が全て露出しているわけではないので、どうしても包皮が邪魔をしてしまうのです。
その結果、女性はセックスで満足感を得ることが難しくなります。不完全燃焼なセックスを行うことで、パートナーが性欲を満たすために浮気に走るケースは決して珍しい事ではないのです。
女性をセックスで満足させ、身も心も自分につなぎ止めておきたいのなら、真剣に包茎治療を検討するべきでしょう。
老後の介護に不安がある
意外に思うかもしれませんが、仮性包茎が原因で老後の介護に不安を感じる方も多くいます。
自分が他人の力を借りないと生きていけない体になって初めて痛感するのですが、女性の介護員に包茎ペニスを見られることが思いのほか屈辱なのです。
もちろん介護員がペニスをバカにするようなことを言うはずはありません。しかし、「きっと俺のペニスを見て心の中で笑っているんだ」と、いらぬ被害妄想を抱くことは仕方がないことでしょう。
また、自分の子や孫に包茎ペニスを見られることを恥じる方もいます。
仮性包茎の治療方法
仮性包茎の治療方法にはいくつか種類がありますが、おすすめは手術治療かペニスのサイズサップです。
効果の即効性を期待するのでしたら、手術治療が適しています。
基本的に泌尿器科やメンズクリックを受診することで手術治療を受けることができますが、SNSには「包茎手術後悔」というタグで様々な声が寄せられています。
多くはクリニックや医師選びに失敗した結果ですので、事前の情報収集は抜かりなく行ってください。包茎手術後の見た目やアフターサービスの質などにも大きく関わってきます。
また、知恵袋などには、包茎矯正テープやリングを使って自分で仮性包茎を治療するという情報が載せられていますが、医学的に治療効果は証明されていないのでおすすめはできません。
ペニスのサイズアップには、ペニス増大サプリがおすすめです。
ペニス増大を促す有効成分を吸収することで、体の内側からリスクなくペニスを大きくできるでしょう。
仮性包茎のデメリットを強みに変えよう
これまで仮性包茎のマイナス面だけを一方的にお伝えしてきました。恐らく当事者からすれば絶望を感じる瞬間もあったことでしょう。
しかし、誤解しないでください。仮性包茎だからといって必ずしも損をするというわけではありません。考え方ひとつで、ピンチはチャンスにもなります。
本章では、仮性包茎の方を勇気付けるためにも、デメリットを強みをに変える意識改革を行っていきます。
セックスでの感度が高い
仮性包茎のデメリットに刺激に弱いというものがありましたが、逆にいえば感度が非常に高いということです。
セックスにもマンネリ化というものがあり、慣れれば最初の頃のような刺激を受けにくくなりますが、仮性包茎の方はいつでも極上の刺激を受けられます。
また、回復力を高めることで何度でもセックスを行えるメリットもあります。質より量ではありませんが、回数を増やすことでパートナーを満足させられる可能性は十分にあるでしょう。
勃起がスムーズ
感度が高いことで、僅かな刺激でもペニスの勃起を促せるでしょう。ED(勃起不全)対策にはもってこいです。
女性は、自分の裸を見て勃起してもらえないことに強いショックを覚えます。「女として見られていない」と誤解をするケースもあるので深刻な問題です。
しかし、仮性包茎であれば女性が服を脱ぐ前から勃起することも可能です。女性は自分に魅力があるのだと自信につなげられます。セックスで女性を満足させられないなら、こういったところで女性を喜ばせられるでしょう。
性欲の乏しい女性にはウケが良い
刺激に弱いことですぐに射精してしまうのは確かにデメリットですが、それを望む女性もいます。
性欲が乏しく淡泊な女性にとって、セックスは決して楽しい時間ではありません。むしろ様々なことが原因でセックスが嫌いな女性も多いでしょう。
しかし、好意を寄せている男性から求められれば拒むことは難しいです。拒んだことが原因で関係性に修復不能な亀裂が入るかもしれないと思うと、嫌でも受け入れざるを得ないでしょう。
そういった女性にとって、セックスを始めてすぐに射精してくれれば苦痛を感じる時間が短くて済みます。男性を満足させられたという安心感にもつながるので、考え方と状況によっては、早漏もメリットになるといえます。
包茎好きの女性も存在する
物好きといったら失礼かもしれませんが、世の中には包茎ペニスを好む女性も確かに存在します。
- 包皮に包まれたペニスの触り心地が良い
- 挿入時の刺激がソフトで助かる
- 膣内で余剰分の包皮が触れる感覚に気持ち良さを感じる
上記のような理由から、包茎ペニスを好きだという女性がいます。
相手の女性が包茎のままで良いと言うのなら、無理に治療をする必要もないでしょう。
仮性包茎がデメリットであるかは考え方次第
仮性包茎と聞くと、どうしてもデメリットばかりが先行します。
しかし、考え方によってはデメリットをメリットに変えることも可能なのです。全ては自分自身の意識と女性との出会いの運によりますが、必ずしも損ばかりをするわけではないと覚えておいてください。
日常生活で実際に損をする場面に多くぶち当たる方は、勇気を出して治療に踏み切ってみましょう。きっとこれまでとは違った充実した人生を歩めるでしょう。