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包茎を治す方法|手術治療以外の直し方はある?子供も治療は必須?

包茎を治す方法 包茎

多くの男性を悩ませている包茎。男としての自信を失うだけではなく、日常生活にも多大な影響を与えることから、早期改善が望まれます。

包茎治療で真っ先に思い浮かぶのが手術ですが、身体にメスを入れることに抵抗があり治療に踏み切れない方も多いでしょう。

そこで本記事では、包茎の治療方法の種類や、小さな子供にも包茎治療は必要なのかなど、皆さんが気になる疑問にお答えしていきます。

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包茎を治す方法

包茎の治し方

包茎は適切な治療を受けることで改善が可能ですが、手術以外の選択肢を知らない方も多いでしょう。

テープなどを用いて自分で包茎を改善するタイプの治療方法が話題となっていますが、効果があるかどうかは怪しいところです。

今回は安全で確実に改善効果のある治療方法をご紹介していきます。自分に合った治療方法を選ぶことが重要ですので、ぜひチェックしてください。

包皮翻転(ほうひほんてん)指導

包皮翻転指導とはペニスにメスを入れるのではなく、包皮に軟膏を塗ることで皮を剥けやすくする方法です。

多くのクリニックでは「リンデロン軟膏」というステロイドが含まれた軟膏をペニスに先端に塗り、包皮を柔らかくしてからゆっくと手で剥いていきます。最初は痛みや少量の出血が伴うケースもありますが、朝晩など1日2回の処置を一定期間継続することで、包茎を改善することが可能です。

ペニスの包皮を切開することに抵抗のある方に向いている治療方法だと言えるでしょう。

注意点は、剥いた皮は必ず元に戻すことです。皮が剥けた状態で放置しておくと、皮膚がむくんで元に戻らなくなる恐れがあります。この状態を嵌頓(かんとん)包茎と言います。

亀頭の下部分が包皮で締め付けられる形となり、亀頭への血流の供給が止まってしまう危険性もあります。最悪の場合は、ペニスが壊死する可能性も否定できません。

包皮翻転治療を行う場合は、必ず医師から指導を受けるようにしてください。

手術治療

包皮翻転治療で改善できなければ、手術治療にて包茎を治します。

包茎の手術治療は、余分な包皮を切除するという非常にシンプルな方法です。局所麻酔を使用するので入院の必要ははなく、日帰りで治療を終えられるのは嬉しいメリットでしょう。

包茎の手術方法には、下記の種類があります。

手術名 施行方法
亀頭直下売没法 余分な包皮を切開し縫合する。熟練した技術が必要だが傷痕が目立たない。
環状切開法 陰茎中央をリング状にカットし縫合する。泌尿器科で多く行われる方法で傷痕がやや目立つ。
根部切開法 ペニスの根本部分を切開してから余分な包皮を切除する。傷痕は目立ちにくいが、真性包茎や嵌頓包茎には適用できないケースがある。

余分な皮膚体の包皮切除ではなく、狭い包皮口部分だけを切開して自然に皮が剥きやすくなる状態に仕上げることも可能なので、自分の希望にあった手術方法を選択してください。

子供の場合はペニスの皮を切開することに大きな恐怖心を抱くので、全身麻酔で手術治療を受けることも可能です。

包茎手術後は痛みや出血が出現するケースもありますが、短期間で消失するので心配はいりません。入浴や飲酒に関しては制限があるので、必ず守る必要があります。

行動 内容
シャワー 患部を濡らさないよう注意すれば当日から可能。4日目から患部を濡らして大丈夫。
入浴 術後1週間から可能。
飲酒 術後4日目から可能。
性行為 術後1ヶ月から、又は医師の許可を得てから可能。
スポーツ 術後3~4週間で可能
テーピング 術後7日経過まで実施
抜糸 術後10~14日、体内で自然吸収される糸なら抜糸不要。

軽度の仮性包茎(かせいほうけい)は、手術治療が保険適用外になるケースが多いです。真性包茎(しんせいほうけい)には保険が適用できますが、そうではない場合が自由診療となり、実費負担が必要ですのでご注意ください。

基本的に子供は治療不要

男性器が急激に成長する思春期(14~15歳)までは、積極的に包茎治療を受ける必要はありません。

生まれたばかりの子供であれば誰しもが包茎状態ですので、皮が剥けてないという理由だけで焦る必要はないのです。

身体の成長に伴いペニスも大きくなるので、自然と皮が剥けるだけではなく、性に関心を持つ年代になれば、自分でペニスの包皮を剥いて下げる行為(オナニー・マスターベーション)を行うようになります。

一定の年齢を超えても皮が剥けておらず、排尿障害や亀頭包皮の炎症、尿路感染など多くの弊害をもたらす場合は、迷わず手術治療を受けてください。

包茎を治すときの注意点

包茎を治すときの注意点

包茎を改善することで男の尊厳を取り戻すだけはなく、日常生活においても多くのメリットがあります。

しかし、治療受けるクリニック選びを間違えることで、思わずトラブルを招いてしまう恐れもあるでしょう。

詳しく解説をしていくので、リスク回避の参考としてください。

医療事故のリスク

包茎の手術利用に高い技術は不要だと言われいますが、経験の浅い医師が担当することで医療事故を招く恐れは十分にあります。

下記は、PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム)に寄せられた包茎の医療事故に関する相談内容です。

  • 痛み・腫れ
  • 大量の出血
  • 施術部分が裂ける
  • 組織の壊死
  • 勃起障害・射精障害
  • 排尿障害

ペニスは、男性にとって非常に重要な部分です。医療事故によって機能面に多大なダメージを受けることで、日常生活が営めなくなる恐れもあるでしょう。

包茎の手術治療を受ける際は、経験と実績が豊富なクリニックを探すよう心掛けてください。自宅から近いや、料金が安いなど安易な理由で選んではいけません。

実際に取り返しのつかない事態に陥ってから後悔するのでは、遅すぎます。

高額な治療費を請求

PIO-NETに寄せられた相談内容ですが、広告の記載されている料金を見て来院したところ、高額な手術治療を勧められたというケースもあります。

7~10万円で包茎の手術治療が受けるれると謳っておきながら、実際には約80万円の治療費を請求されたというのですから驚きです。100万円以上の手術費用が発生した事例も存在します。

高額な治療費を請求された挙句、医療事故によりペニスに取り返しのつかないダメージが与えられる恐れもあるので、安過ぎる広告には飛びつかないよう注意してください。安さには裏があると疑ってかかるくらいが丁度良いでしょう。

包茎治療に関する疑問点

包茎治療に関する疑問点

包茎が男の悩みであることに間違いはありませんが、治療の必要性などは意見が分かれるところでしょう。

仮性包茎は勃起時に亀頭が露出したり、自分で皮を剥けることから日常生活にそこまでデメリットを感じないケースもあるのです。

そこで、包茎治療についての疑問点を解説していきます。

そもそも包茎は治したほうがいいの?

思春期を迎える前の子供に関しては積極的な治療は不要ですが、成人男性であれば仮性・真性に問わず治療をおすすめします。

なぜなら、包茎には下記のようなデメリットが生じるからです。

  • 恥垢などの汚れが蓄積しやすく感染症のリスクがある
  • セックスで男女ともに満足感を得にくい
  • セックスがスムーズに行えない
  • 見た目にコンプレックスを抱く恐れがある

特に見た目のコンプレックスや、性行為に関するデメリットは深刻だと言えます。セックスがスムーズに行えないことで恋人と長続きしなかったり、セックスレスが原因で離婚を招く恐れもあります。

充実した人生を送るためにも、包茎は治療したほうが良いでしょう。

何歳までに包茎治療を受けるべき?

何歳から治療を受けるという明確な時期はありません。

あえて治療を受けるタイミングを提示するとすれば、自分の日常生活に包茎が暗い影を落とし始めた瞬間と言えるでしょう。

  • 包茎を同性や異性にからかわれた
  • オナニーやセッスクがスムーズに行えない
  • 入浴時にカリ部分が洗えず異臭がする

誰かに勧められて治療を受けるのではなく、自分で治療の必要性を感じ取ることが重要です。未成年者の場合は、恥じることなく両親に相談しましょう。大人は包茎の重要性を理解しているので、親身になって相談に乗ってくれます。

高齢者でも包茎治療を受けるべき?

高齢になっても、包茎は治したほうが良いでしょう。

高齢になって手術治療を受けることに抵抗がある方も多いでしょうが、放置すれば下記のようなデメリットが起こります。

  • 排尿障害を患う
  • 膀胱や腎臓の働きが悪くなる
  • 介護を受ける際に恥ずかしい思いをする

自分が介護を受ける身になると、女性の看護師や介護士にペニスを見られることになります。かつては逞しさを誇っていた男の象徴ですが、包茎になってしまうことでその威厳は微塵も感じられなくなってしまいます。

健康面や精神面のダメージを回避するためにも、躊躇うことなく治療を受けてください。

高齢者になってから突然包茎になることはある?

高齢者になってから突然包茎になることはある?

結論をお伝えすると、加齢による影響で包茎となるケースがあります。

若いうちは通常のペニスであっても、ある時期からペニスが先端まで包皮に覆われてしまう事態が発生します。

高齢者の包茎は2種類に分けられますが、老後生活において多大な影響を及ぼすことになります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

老人性包茎

老人性包茎は、下記のようなことが原因で起こる症状です。

症状 原因
下腹部の筋肉が衰退してペニスが埋没する 運動不足よって筋力量が低下している
加齢によりペニスが小さくなり、包皮にたるみができてしまう 肥満によって下腹部に脂肪が蓄積されている

全ての高齢者が加齢の影響で包茎になるわけではありませんが、食事や運動に気を配り、規則正しい生活を送ることで包茎になる可能性を下げることができます。

糖尿病包茎

糖尿病包茎とは、高齢者に多く見られる糖尿病に包茎が合併した状態を言います。

糖尿病は、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモン量が減少することで起こる病気です。インスリンには血糖値の上昇を抑える働きがあるのですが、このホルモンが少ないことで常に血糖値が高い状態になってしまうのです。

糖尿病が悪化すると、包皮に炎症が出現しやすくなります。ペニス周辺で包皮皮膚炎を繰り返すうちに皮膚が硬くなって包皮口が狭くなり、最終的には亀頭の露出を防いで包茎状態となるのが糖尿病包茎です。

糖尿病包茎に1度でもなってしまうと自然改善が見込めず、手術治療を受けるしかなくなります。

糖尿病は動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす恐ろしい病気ですので、日頃の生活習慣を見直すことで予防してください。

自分に合った包茎の治し方を選択しよう

自分にあった包茎の治し方を選択しよう

包茎は、何も必ず包茎手術を受けなければ治らないわけでありません。ペニスの状態にもよりますが、包皮翻転で改善するケースも多いのです。

手術という言葉にマイナス的なイメージを抱くのであれば、まずは専門医にペニスの状態を診てもらいましょう。また、クリニックを探す場合は「安さ」ではなく「信用」で選ぶ基準とすることで、高額な治療費請求や、重大な医療事故のような問題を回避することができます。

包茎手術後悔という感想は、安さばかりを前面に押し出した広告に飛びついた結果なのです。

包茎は年齢を問わず男性にデメリットを与える症状ですので、早期治療に治療をして快適な日常生活を送りましょう。

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