包茎男性にとって、痛みというのは非常に厄介なものです。ただでさえ日常生活で不便な思いをしているのに、痛みまで加わってしまえば、精神的な苦痛は相当なものでしょう。
そもそも、なぜ包茎だとペニスが痛くなるのでしょうか。
本記事では、包茎でペニスが痛い原因に加え、皮剥くことで発生する痛みや包茎手術に関することまで、気になる情報をお届けします。
包茎が痛い原因
ペニスが包茎だからといって、痛みまで出現することはいささか理不尽だといえます。
包茎で痛みが出る原因はいくつかあり、それらを把握しておくことで必要以上に痛い思いをせずに済むでしょう。
亀頭包皮炎を起こしている
包茎ペニスに痛みが出現する原因に、亀頭包皮炎があります。
亀頭包皮炎は亀頭や包皮が炎症を起こしている状態で、痛みや痒みが出現します。重症度によっては膿が出るケースもある厄介な病気だといえます。
ペニス内に細菌が入り込むことで発症することが多い亀頭包皮炎は、包茎と深い関係性にあります。なぜなら、真性包茎などの場合、入浴時に皮を剥いてペニスを洗うことができないので、包皮内に恥垢などの汚れが蓄積しやすくなるからです。
つまり汚れを洗い流すことができない包茎のペニスは、亀頭包皮炎を繰り返して発症するリスクが非常に高いといえるでしょう。
蓄積された汚れはそのほかの感染症を引き起こすだけではなく、ペニスと包皮の癒着を悪化させる原因ともなります。
パートナーの女性がいる場合は、相手に性病や不妊症のリスクが生じてきますので、包茎は早期に治療することをおすすめします。
亀頭過敏症で刺激に弱い
亀頭過敏症も、包茎で痛みを感じる原因の1つです。
亀頭過敏症は読んで字の如く、亀頭が少しの刺激でも過敏に反応してしまう状態を指します。例えば道を歩いている振動でペニスの先端が下着に擦れただけでも痛みが出現するケースもあります。
包茎の場合、亀頭は常に包皮に守られています。そのため、刺激に対する耐性が弱く、少し刺激が加わっただけでも過敏に反応してしまうのです。
亀頭過敏症は包茎手術のほか、チントレや亀頭増大でも改善することが可能です。自分にあった改善方法を見つけ、刺激に耐性をつけていきましょう。
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勃起することで皮が引っ張られる
平常時であれば問題がなくても、ペニスが勃起することで痛みが出現するケースがあります。これは陰茎の変形に合わせて包皮が引っ張られることが原因です。
勃起は生理現象なので、性的な刺激以外でも起こります。代表的なのが起床時の朝勃ちや、尿意を我慢しいているときでしょう。朝起きたときや、排尿時にいちいち痛い思いをするのは相当な苦痛です。
痛みが恐くてペニスを勃起させられなければ、当然ですがセックスもオナニーもできません。性的な欲求が解消できなことでストレスが溜まり、メンタル面に多大な悪影響を及ぼすでしょう。
嵌頓包茎で包皮がペニスを締め付けている
ペニスが嵌頓包茎(かんとんほうけい)になると、包皮が陰茎を締め付けてしまいます。その状態が長く続くことで痛みはもちろん、亀頭や陰茎が鬱血し、最悪の場合は組織が壊死する恐れもあります。
嵌頓包茎になる原因は様々ですが、自分でペニスの皮を剥いて元に戻さないことが原因となるパターンは非常に多いでしょう。
仮性包茎の場合は、比較的スムーズにペニスの皮を剥くことができます。入浴時やセックスで皮を剥くのは良いですが、そのままの状態で放置することにより、包皮が元の状態に戻らず嵌頓包茎になってしまうのです。
包茎の人は、ペニスの皮を剥いたら必ず戻す癖をつけましょう。
包茎で皮を剥くと痛いのはなぜ?
平常時だけではなく、ペニスの皮を剥くことで痛みが出現するケースもあります。
どのような状態が当てはまるのか、しっかりチェックしていきましょう。
ペニスと包皮が癒着している
ペニスと包皮が癒着している場合は、基本的に自分で皮を剥くことはできません。
真性包茎に多く見られる現象なのですが、ただでさえ狭い包皮口を皮が完全に塞いでいます。ペニスと皮はくっついているので、無理に亀頭を露出させることで激しい痛みが生じたり、亀頭や陰茎から出血する恐れがあります。
真性包茎はチントレなどのトレーニングでは改善が難しく、手術治療に頼るしか改善方法がありません。真性包茎や嵌頓包茎は保険が適用されるので、そこまで高額な治療費が発生しないことがせめてもの救いでしょう。
セックスの刺激が強い
仮性包茎であれば、自分で皮を剥くことにより性行為が行えます。
しかし、亀頭過敏症や挿入後のピストン運動で包皮が引っ張られることにより、強い痛みが発生するケースがあるのです。
また、コンドームを装着することにより包皮が剥けるときの圧力が強く、やはり強い痛みを感じてしまいます。
セックスは男女の重要なコミュニケーションツールではありますが、決して無理をしてはいけません。膣内で包皮が裂傷し、出血する恐れだってあるのです。それがトラウマとなり、セックスに対して恐怖心や苦手意識が芽生えてしまえば元も子もないでしょう。
むけちんになる方法
包茎男子にとって日常生活に何の支障もなく、セックスやオナニーだって好きなだけ行うことができる「むけちん」は、一種の憧れでしょう。
特に真性包茎の方からすれば、夢のような話であることに間違いありません。
本記事では、その夢を叶える方法をご紹介します。
包茎手術を受ける
包茎治療の選択肢で真っ先に挙がるのが、手術治療です。
包茎はペニスの大きさに対して余分な包皮を切除しない限り、何度でも再発のリスクがあります。包茎手術で包茎の根本的な問題を取り除いてしまうことで、新しい自分に生まれ変われるでしょう。
包茎手術で問題となることが、高額な治療費と医師の経験です。
真性包茎と嵌頓包茎には健康保険が適用されますが、仮性包茎は自由診療のみです。そのため、どうしても治療費が高くなる傾向にあります。
しかし、治療費が高いからといって諦める必要はありません。多くのクリニックでは、支払い方法にクレジットカードや医療ローンを用意してあります。事前に包茎手術費の相場を調べておき、自分の財政状況に合った支払い方法を選択してください。
また、包茎手術は実績のある医師に依頼することを強くおすすめします。
経験や知識の乏しい医師ですと、仕上がりに満足できなかったり、包皮を切り過ぎてしまうなどの医療事故を招く恐れがあるからです。包茎手術後に後悔したくなれけば、事前に医師のプロフィールやクリニックの口コミはチェックしておきましょう。
保険を使って専門医に依頼したければ、泌尿器科を受診する必要があります。医療事故や術後の腫れなどのリスクが低い一方で、手術方法の選択肢がなくデザイン性が不安というデメリットがあります。
泌尿器科では環状切開法という手法が扱われますが、ペニスがツートンカラーになるなど、見た目にこだわる方にはあまりおすすめができない方法です。
ペニスの見た目にこだわる方は、費用は高くなりますが一般の美容外科クリニックを受診しましょう。
ペニス増大サプリで亀頭を大きくする
ペニスにメスを入れることに抵抗のある方は、ペニス増大サプリで亀頭を大きくすることをおすすめします。切らない包茎治療ともいえるでしょう。
ペニスの象徴である亀頭を膨張させることにより、亀頭と陰茎の堺目であるカリが高くなります。いわゆるカリ高ペニスという状態です。
カリが高くなることで亀頭が自然と露出するようになり、剥けた皮が元に戻らないようにせき止めてくれます。一種の防波堤のような役割をしてくれるのです。
亀頭を増大する方法はいくつかありますが、最も安全でリスクが少ない方法がサプリメント療法です。ペニス増大サプリには、亀頭を大きくするための有効成分が豊富に含まれており、内側からじっくりサイズアップを促していきます。
手術治療のような即効性はありませんが、体が健康になる栄養素も摂取できるので、亀頭増大だけではなく、日々の健康管理にも役立つでしょう。
包茎手術は痛い?
包茎手術で気になることは、高額な費用だけではありません。「手術」というからには、包茎手術の痛みの有無は非常に気になるポイントでしょう。
ペニスにメスを入れる、部位が部位なだけに非常に痛そうな印象を受けます。しかし、勝手に想像を膨らませて手術治療を恐がっていては、いつまで経っても包茎は治りません。
手術前の麻酔は痛い可能性がある
包茎手術では全身麻酔ではなく、ペニスとその周辺の痛覚を無くす局部麻酔を使用します。局部麻酔は注射針を使って体内に注入するので、針が皮膚に刺さる痛みはどうしても感じることになるでしょう。
稀に成人後の男性であっても、注射が苦手な方がいます。針が刺さる瞬間を見ていられず、手で目を覆いながら涙を流すケースが本当にあるのです。
そんな方は、無痛麻酔という方法をおすすめします。皮膚に麻酔クリームを塗布することで、針が刺さる感覚すら感じなくなります。
クリニックによっては対応していないところもあるので、必ず事前に確認しておきましょう。
手術中は無痛
実際に手術は始まる頃には麻酔が効いているので、痛みはありません。麻酔を経験したことのない方は想像が難しいかもしれませんが、医師がペニスに触れている感覚すら感じなくなります。
冷たい氷を当てられても何も感じないのは、いささか奇妙ともいえるでしょう。
包茎手術に限らず、稀に術中に麻酔が切れたという話があります。確かに麻酔が効きにくい体質というものがあり、実際に手術中に麻酔が切れたという事例は存在します。
しかし、現代の医学であればそういった心配は不要です。安心してプロに身を任せてみましょう。
術後の痛みは3日程度続く
包茎手術後の痛みが消失するまで、約3日ほど時間が必要でしょう。
手術中は局部麻酔を使用しているので無痛ですが、麻酔が切れた後はズキズキ、もしくはジンジンした疼痛や鈍痛が出現します。痛みの範囲は切除した包皮周辺だけではなく、亀頭部にまで及ぶケースもあります。
一般的に術後は、内服薬を使うことで痛みのコントロールを行います。その後、個人差はあるものの、約3日程度経過することで痛みが消えるというわけです。
包茎手術後の痛みが不安という方は、約3日間に渡って痛みを抑えてくれる麻酔を使用する方法もあります。全てのクリニックで取り扱っているわけではありませんので、希望する場合は無料カウンセリング時に確認してみましょう。
包茎が痛い原因を知れば解決策も分かる
包茎で痛みが出現する原因は様々ですが、それに対する解決策も用意されています。多くの場合、手術治療やサプリメント療法を実施することによって問題は解決されます。自分のスタイルに合った治し方を選択すると良いでしょう。
包茎は日常生活に弊害を生み出す厄介な症状ですが、それに痛みという弊害まで加わるのは堪ったものではありません。
ストレスのない充実した毎日を送るためにも、包茎は積極的に治療を行ってください。