ペニスと密接な関係性にあるPC筋。PC筋を鍛えることで様々なメリットがありますが、具体的にどのような方法で鍛えるのかご存じない方も多いでしょう。
本記事ではPC筋を鍛えるのに効果的なトレーニング方法やメリットだけではなく、デメリットも存在するのかなど、気になる疑問にお答えしていきます。
PC筋トレーニングを始めようか検討されている方は、ぜひ熟読してください。
PC筋の鍛え方
PC筋を鍛えることに特別な器具は必要ありません。通常の筋トレと同様に、体1つでトレーニングを積むことが可能なのです。
PC筋を鍛えることに効果的なトレーニング方法を難易度が低い順に解説していきますので、自分が無理なく実践できる方法を選択してください。
肛門締め(ゲーゲル体操)
PC筋トレーニングで最も難易度が低く、手軽に行えるのが肛門締めです。別名でゲーゲル体操とも呼ばれ、男性だけではなく女性が出産後の骨盤矯正を目的に行うケースも多いです。
肛門締めは、下記のような手順で場所を選ばず行えるでしょう。
- 立位でも座位でも好きな姿勢を取り、肛門を閉じるイメージでぎゅっと力を籠める
- 肛門を締めた状態を10秒間キープ
- 10秒後に体の力を抜き、10秒間のリラックスタイム
2~3を10回で1セットとし、2~3セット行いましょう。
難易度の低さもさることながら、肛門締め最大のメリットは場所を選ばずトレーニングに励めることです。
ズボンを穿いていれば、肛門を締めていることなど周囲に人間には分かりません。
そのため、通勤電車の中やオフィスでのデスクワーク中、家事の最中などあらゆる場所で人知れずPC筋を鍛えられるのです。常に肛門を締める癖をつけろとまでは言いませんが、ふと思い出したら肛門を締めるといった流れ作業が体に染みつくと、より早く成果を実感できるでしょう。
排尿停止トレーニング
排尿停止トレーニングは、尿を途中で止めることでPC筋を鍛える方法です。
名前で想像できるかもしれませんが、下記の手順で排尿停止トレーニングは行います。
- オシッコを半分ほど出したタイミングで止める
- 3~5秒間ほどキープ
- 残りのオシッコを出し切る
PC筋が弱い方は、排尿を途中で止めることが難しいと思います。止めるつもりが全部出しきってしまっても、徐々にPC筋が鍛えられることによってコントロールすることができるでしょう。
排尿は1日に何度も行う生理現象ですが、ただ出すだけではなく、トレーニングの一環という意識をもってみてください。
スクワット
次にご紹介するのは、スクワットです。筋トレの定番メニューであり、下半身に強い負荷がかかるため、難易度はやや上がります。
スクワットは、下記のように姿勢や腰の落とし具合が重要となります。
- 肩幅程度に足を開いて立つ
- 背中を丸めないよう意識、息を吸いながらゆっくりと腰を落としていく
- 太ももと床が水平になったら、ゆっきり息を吐きながら元の姿勢に戻る
腰を落とす際は、お尻を背後に突き出すようなイメージをもってください。背後に椅子を置き、座面にお尻を乗せるように腰を落とすと、正しい姿勢を簡単に維持できます。
2~3セットを10回で1セットとし、2~3セットを目標に頑張ってみましょう。ただし、無理は禁物です。筋トレに慣れていない方が無理をすると、腰や膝を傷める原因にもなります。自分が無理なく実践できるペースで行ってください。
通常のスクワットによる負荷になれてきたら、足を大きく開くワイドスクワットや、片足ずつ重心を移していくサイドスクワットを試してみると良いでしょう。
PC筋も筋肉である以上、強い負荷を与えるほど鍛えられていくのです。
ヒップリフト
ヒップリフトは、仰向けに寝た姿勢で行うPC筋トレーニングです。一般的には、ヒップアップなどを目的に筋トレのメニューに組み込まれます。
筋トレを行わない方にはあまり馴染みのないヒップリフトですが、下記の手順で行ってください。
- 仰向けに寝て、肩幅程度に開いた足の膝を立てる
- 肛門を締めながらお尻を持ち上げ、10秒間キープ
- ゆっくりと下半身の力を抜きながら元の姿勢に戻る
2~3の工程を10回で1セットとし、3~5回を目標に実践してみてください。
通常の手順で負荷に慣れきたら、秒数を10から20に増やしてみたり、お尻と一緒に伸ばした片足を持ち上げることで、より高負荷のトレーニングが行えるでしょう。
バードドッグ
最後にご紹介するのは、最も負荷の強いバードドッグです。
名前を聞いただけでは想像しにくいかもしれませんが、下記の手順がバードドッグの正しいやり方となります。
- 四つん這いの姿勢になる
- 片足を背後に伸ばし、逆側の腕を前に伸ばす
- 3~5秒間姿勢をキープした後、逆側も行う
左右交互で1回とカウントし、10回を1セットとします。PC筋だけではなく、身体のあらゆる筋肉を鍛えることができるほど負荷が強いので、慣れないうちは1セットで構いません。慣れてきたら2~3セットに回数を増やしていきましょう。
バードドッグは体幹トレーニングとしても活用され、ダイエット効果が得られることも嬉しいメリットです。バランス感覚も鍛えられ、日常的に疲れにくい体を作れます。
PC筋を鍛えるメリット
PC筋を鍛えることはペニスに良いとされていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的な効果を把握しておくことで、トレーニングに対するモチベーションを保つこともできます。気分を上げて、楽しくPC筋を鍛えていきましょう。
自分の好きなタイミングで実践できる
PC筋トレーニングは、比較的に場所や時間を選ばずに実践できます。忙しい現代人にとっては、非常に大きなメリットとなるでしょう。
肛門締めや排尿停止トレーニングは説明不要でしょうが、スクワットも数秒間~数分間1人になることができれば、場所を選ばず行えるでしょう。人目が気にならないのであれば、本当にどこでもトレーニングに励めます。
ヒップリフトやバードドッグは出先で行うには難易度が高いかもしれませんが、自宅であればテレビを見たり、音楽を聴きながら手軽に行えるでしょう。
勃起力が高まる
勃起力が落ちる原因は様々ですが、加齢による筋力の低下などは、PC筋トレーニングで改善できるでしょう。
近頃、年のせいか勃ちが悪いと悩んでいる方は、ぜひPC筋トレーニングを行うことをおすすめします。PC筋は排尿機能を司る部分ですの、尿漏れトラブルに対しても改善効果が得られます。
射精機能が向上する
PC筋に近い位置に、BC筋という筋肉が存在します。
BC筋は射精の勢いなどを司る部分で、鍛えることによって勢いのある射精力を取り戻せます。射精は男性にとって最大のオーガニズムですが、出せば良いというわけではありません。
BC筋が衰えると、射精時に精子が飛び出すのではなく、どろっと垂れ流れるように外に出てきます。その状態ですと、射精本来の快楽を得られません。快楽が最大限に高まって精子が飛び出すことで、セックスで本当の気持ち良さを実感できるでしょう。
早漏予防になる
PC筋を鍛えることで尿意が我慢できるように、射精もある程度はコントロールできます。つまり早漏を改善できるということです。
また、PC筋が弱い方はセックスの最中に中折れをするケースがあります。中折れは男性だけではなく女性の心にもダメージを与えてしまうので、お互いのためにも改善しておきましょう。
健康維持やダイエット効果も得られる
スクワットやヒップリフト、バードドッグはPC筋を鍛えるだけではなく、体幹や体全体の筋力を鍛える効果もあります。その結果、代謝を上げたり、脂肪の燃焼を促進する効果からダイエットにも最適なのです。
また、PC筋トレーニングに励むということは、日常生活に運動を取り入れるということです。運動は肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を予防するのに効果的ですので、意図せず健康体となれます。これは嬉しい付加価値でしょう。
ペニスに関する問題点を改善するだけではなく、様々な恩恵が受けられるPC筋トレーニング。メンタル面を整える効果もありますので、心も体も健康になりたい方におすすめです。
PC筋を鍛えるデメリット
PC筋トレーニングにはメリットしかないと思うかもしれませんが、残念ながらデメリットも存在します。
体の健康を損なうリスクもありますので、日常生活にPC筋トレーニングを取り入れる前に必ずチェックしてみてください。
股関節や腰を傷める
スクワットなどの筋トレメニューを行う場合、やり方を誤ると筋肉や関節を傷めるリスクがあります。
特に普段運動をしない方は、腰や股関節に関しては注意が必要です。腰を反ったり足を広げすぎることで、筋を傷めてしまいトレーニングの続行が難しくなります。無理に回数を重ねたり、動作を早く行うことでも同様の危険性があるので気を付けてください。
文章や写真では正しいフォームが分からないという方は、スクワットやヒップリフト、バードドッグの正しいやり方を解説した動画などを事前に見ておくと良いでしょう。
効果が出るまで時間がかかる
PC筋トレーニングも通常の筋トレと同様に、効果が出るまで根気強く続ける必要があります。
1週間やそこらで目覚ましい効果が実感できるなんて上手い話しはなく、地味な作業の継続こそが成功への鍵となるでしょう。
自分のペニスが逞しく成長していく姿をぜひ楽しみながら見守ってください。辛い時間を乗り越えた先に、新しい自分との出会いが待ち受けています。
PC筋のトレーニング効果を高める方法
どうせなら、PC筋トレーニングの効果を最大限に引き出してみたいとは思いませんか?
ただトレーニングに励むだけでも良いのですが、プラス一手間を加えるだけで、PC筋は劇的に鍛えられていくでしょう。この一手間は、日常生活の質を上げる効果もありますので、ぜひ実践してください。
ペニスに良い成分や栄養を摂取する
筋トレ後にプロテインを摂取することは、もはや現代人にとっては当たり前の知識となっています。そして、その理論はPC筋トレーニングにも通じるものがあるのです。
ペニスの機能、勃起力や射精力を上げるには、血流改善を促すことが効果的です。PC筋トレーニングは筋力アップに加え血流改善の効果もありますが、血管拡張作用のある成分を摂取することで、効果を倍増することが可能だといえます。
おすすめは、PC筋トレーニング後にペニス増大サプリを服用することです。
ペニス増大サプリには、血管拡張作用のあるシトルリンやアルギニンといった成分が豊富に含まれています。たんぱく質や亜鉛なども配合されているので、筋肉増強や精子の生成を促す効果も得られます。
PC筋トレーニングとペニス増大サプリを組み合わせることで、まさに鬼に金棒となるでしょう。
睡眠時間を確保する
睡眠は、鍛えた筋肉を回復させるには欠かすことができません。筋肉はトレーニングによって破壊し、休息と回復を経てより強く成長してくれるのです。
PC筋を鍛えるメカニズムも同様で、トレーニング後は栄養と休息をしっかり取ることが重要です。また、睡眠不足になると疲労が抜けず、トレーニングのパフォーマンスも大きく低下する恐れがあります。
常に100%の状態でPC筋トレーニングに臨めるよう、毎日の睡眠時間はしっかり確保してください。睡眠の質を上げることも重要ですので、寝る前にスマホやパソコンは極力使用しないよう注意をしましょう。
メンタルを整える
充実した日々を送るには、心の健康を保つことも大切です。
メンタルが不安定だと疲れやすく、何をするにもやる気が起きなくなります。当然、PC筋トレーニングにも前向きになれず、いつまで経ってもペニスに関する問題を改善できなくなるでしょう。
トレーニングも嫌々行うのと、楽しみながら行うのでは自然と効果も違ってきます。自分の体が少しずつ変わっていく過程を楽しめるよう、心を整えていきましょう。
チントレも同時に行う
PC筋トレーニングもチントレの1種なのですが、ほかのチントレも併用して取り入れることで、より効果が実感できます。
チントレには、ペニスに直接刺激を与えることで勃起力や早漏の改善を促す方法があります。PC筋トレーニングでペニス周りの筋力を強化し、チントレでペニス自体を鍛えることで二乗の効果が得られる可能性があるでしょう。
チントレには様々な方法がありますので、自分に合った手法を選択してください。
PC筋を鍛えてペニスと体を健康にしよう
PC筋トレーニングは、PC筋という筋肉を鍛えることで勃起力の向上や、射精機能の改善を促すことができます。さらにペニス関係だけではなく、健康維持やメンタル強化など様々は付加価値を得られる万能トレーニングなのです。
生活習慣病の予防にも効果的ですので、体調管理を目的に実践してみるのも良いでしょう。特に加齢の影響で体力が落ちてきたり、疲れやすくなったという方は、ぜひ日々のライフスタイルにPC筋トレーニングを取り入れてみてください。