早漏治療には様々な方法がありますが、筋力を鍛えることでも効果を実感できると聞いたことはありませんか?
早漏と筋トレの関係性がいまいちイメージできず、本当に改善が可能なのか半信半疑の方も多いでしょう。
本記事では、早漏改善に筋トレは有効なのか解説するとともに、自宅で手軽に行える筋トレ方法5選をお届けします。
早漏改善に筋トレは有効?
結論からお伝えすると、早漏改善に筋トレは効果的だといえます。なぜなら、人間にはPC筋と呼ばれる「骨盤底筋群」が存在するのですが、ここは射精や排尿を司る重要な筋肉です。つまりPC筋を鍛えることで射精を我慢することが可能となります。
外で尿意を催した際、トイレを探すために排尿を我慢しますよね?このとき、無意識のうちに股間の奥底、恥骨あたりに力を入れているのですが、ここがPC筋と呼ばれる筋肉です。
PC筋に筋力が衰えることで排尿を止める力が減少し、尿漏れなどの現象がおきます。射精にも同じことが言え、セッスクでペニスの感度が高まっていくことで射精の準備に入りますが、PCが弱いことで自分の意に反して果ててしまうのです。
また、PC筋と同じくらい重要な筋肉にBC筋があります。
BC筋は「球海綿体筋」とも呼ばれ、射精や排尿の勢いを司る箇所です。BC筋が衰えることで射精に勢いがなくなり、尿道から飛び出すというより、ダラダラと垂れ流すいささかみっともない状態となってしまうのです。
PC筋やBC筋などの骨盤周りの筋肉を骨盤底筋と呼び、ここをピンポイントで鍛えることにより、射精をある程度コントロールできるというわけです。
早漏改善に効果的な筋トレメニュー
早漏と筋トレの関係性が理解できたところで、次に気になることは実際のトレーニング方法でしょう。
筋トレを聞くとスポーツジムに行ってがむしゃらに筋肉を痛めつける印象がありますが、今回は自宅で空き時間を利用して手軽に行えるものを厳選しました。
テレビやスマホを見ながらの「ながら運動」にも適しているので、ぜひ実践してみてください。
骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋トレーニングとは、骨盤底筋群と呼ばれる、子宮や膀胱を支えている筋肉を鍛えることです。元々は尿漏れや子宮脱の予防を目的とする訓練方法だったのですが、近年は早漏予防にも活用されています。
骨盤底筋は、ペニスの射精や勃起といった男性器のコントロールにも関与しています。この筋力が衰えることで排尿を留めきれず尿漏れが起こるように、骨盤底筋が弱いことで射精を我慢できなくことも、早漏の原因の1つなのです。
つまり骨盤底筋群を鍛えることで、ある程度は射精をコントロールできるようになるということ。
今回は数ある骨盤底筋トレーニングの中から、手軽に行える「仰向け状態」のトレーニング方法をご紹介します。
- 仰向けに膝を軽く曲げた状態で立てる(足は肩幅まで開く)。体全体の力を抜いてリラックスすることがポイント
- その状態で肛門と尿道を締めるイメージで下半身に力を入れる。骨盤が収縮するような感覚になったら5秒間キープ
- 5秒後に体の力を抜いて再びリラックス
- 2~3を12回1セットとして、10セット繰り返す。所有時間は約10分間程度
同じようなトレーニング方法に、「肛門開閉トレーニング」があります。
5秒間締めた肛門を3~5秒かけてゆっくり開くという内容ですが、どんな姿勢でも行えるので、自宅だけではなく、通勤電車の中などでも周囲の人間に悟られることなく早漏治療を行えるでしょう。
ヒップリフト
ヒップリフトは手軽にPC筋を鍛えることができるので、おすすめのトレーニング方法です。
骨盤底筋トレーニングや、肛門開閉トレーニングより難易度がワンランク上がりますが、腹筋にも負荷が掛かるのでダイエットとしても効果的でしょう。
具体的なトレーニング方法は、下記のとおりです。
- 仰向けに寝て膝を立てる。足は肩幅に広げる
- 3~5秒かけてゆっくり尻を浮かせる。このとき肩と足の裏は床につけたまま
- 3~5秒かけてゆっくり尻を床に落とす
- 2~3を10回繰り返す
基本的に10回を1セットとし、2~3セット行うことが理想的。しかし、最初のうちは自分が無理なく行える回数からチェレンジするのが良いでしょう。
排尿停止トレーニング
排尿停止トレーニングは、排尿を途中で止めることでPC筋を鍛えるという一風変わったトレーニング方法です。
排尿時もただ出すのではなく、ついでに早漏予防の筋トレを行うと考えれば実に合理的でしょう。やり方は、下記のとおりです。
- 排尿を始める
- 半分ほど出したところで尿道に力を入れて排尿を止める
- その状態で3秒ほどキープ
- 残った尿を全て出す
筋力不足の方は上手く排尿を止められないかもしれませんが、慣れてくれば徐々にコントロールできるでしょう。
スクワット
今やダイエットや筋トレの代名詞ともいえるスクワットですが、早漏改善にも大きな効果を発揮してくれます。
スクワットといえば太ももや尻など下半身の筋力を鍛えるイメージですが、PC筋も効率良く鍛えることが可能なのです。
スクワットのやり方は、下記のとおりです。
- 立位の状態で足を肩幅に開く
- 大きく息を吸い込みながら尻を後ろに突き出すイメージで腰を落とす
- 太ももが床と平行になったらゆっくり息を吐きながら元の姿勢に戻る
- 2~3を10回繰り返す
10回を1セットとし、2~3セット行えれば上出来です。慣れてきた方は、足を広げる幅を大きくしていくと、より効果的にPC筋を鍛えることができます。
スクワットは腰や膝に負担をかけやすいので、怪我をしないように注意してください。
フロントブリッジ
フロントブリッジとは、別名でプランクとも呼ばれています。女性でも手軽に体幹を鍛えられることから、ダイエットメニューとしても人気を博しています。
フロントブリッジは腹筋を満遍なく鍛えられることから、早漏改善にも有効です。骨盤底筋に近い位置にある腹筋もありますので、早漏だけではなく、勃起力の向上も期待できるでしょう。
フロントブリッジのやり方は、下記のとおりです。
- うつ伏せの状態になり、両手と両足を肩幅に開く
- その状態で90度に曲げた腕と足のつま先を使って体を浮かせる。腹筋に力を入れることがポイント
- 頭から足の先まで一直線になったら、その状態を60秒間キープする
60秒間を1セットとし、2~3セット実施することが理想的ですが、慣れないうちは30秒から始めても良いです。
フロントブリッジは早漏改善だけではなく、全身の筋力や代謝アップ、疲れにくい体を作るなど様々なメリットがあります。
PC筋を鍛えることでちんこが得られる付加価値
早漏予防にはPC筋を鍛えることが効果的ですが、せっかく筋トレをするのであれば何か付加価値がほしいものです。
PC筋トレーニングには、そんな欲張りな方も納得できるメリットがきちんと用意されています。トレーニングに対するやる気を向上させるためにも、しっかりチェックしていきましょう。
ペニスが大きくなる
PC筋トレーニングはチントレの一種であることから、ペニス増大効果も期待できるでしょう。
ペニスのサイズアップには、内側にある海綿体という組織に多くの血液を送ることが重要です。PC筋を鍛えることにより血流が改善され、より多くの酸素や栄養をペニスが吸収できる環境を整えます。
サイズアップの効率化を図りたいのであれば、併せてペニス増大サプリを服用すると良いしょう。ペニス増大サプリには、シトルリンやアルギニン、テストステロンといった、サイズアップに効果的な成分が贅沢に配合されています。
通常の筋トレでも、トレーニング後はたんぱく質を補給して筋肉の肥大化を促します。PC筋トレーニング同様で、終了後はペニスに栄養補給をさせてください。
ペニスの勃起力が向上する
PC筋を鍛えることで、勃起力の向上が期待できます。
骨盤の内側の筋力は、男性器をコントロールするのに欠かせない部分です。通常の筋トレでも、より重たいバーベルを持ち上げるために、地道に肩や腕の筋肉を鍛えますよね?
それと同様に、ペニスを上向きに逞しく勃起させたいのであれば、PC筋を地道に鍛えていきましょう。筋トレ後は、ペニス増大サプリで栄養補給もお忘れなく。
射精力がアップする
PC筋と併せてBC筋を鍛えることで、射精力がアップします。
BC筋は射精や排尿の勢いをコントロールする場所ですが、ここが衰えることで射精から勢いが失われます。射精の勢は快楽にも深く結びついており、精液が豪快に飛び出すほど男性は気持ちが良いのです。
また、妊活においても射精力は非常に重要です。子宮の奥まで精子がしっかりと届くように、日頃からBC筋も鍛えておくことをおすすめします。
BC筋のトレーニング方法はPC筋と同じですので、別々に鍛える必要はありません。しかし、筋トレには「マインドマッスルコネクション」という言葉があり、鍛えている部位を意識することで効果が上がります。
PC筋とBC筋を同時に鍛えてはいるのですが、「今はBC筋に集中だ」と意識を向けることで、トレーニングの効率化を図ることができるかもしれません。
ED(勃起不全)を改善できる
勃起力や射精力が高まることで、必然的にEDの改善効果も得られます。
EDになる原因の1つに、加齢や筋肉の衰え挙げられます。PC筋やBC筋を鍛えることにより、ペニスがかつての元気を取り戻すことは十分に可能でしょう。
また、早漏にも関しても「衰弱性」というタイプがあり、やはり原因は加齢と筋力の減少です。PC筋と鍛えることで、早漏とEDの両方が改善できるので、まさに一石二鳥だといえるでしょう。
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早漏を筋トレで改善する際の注意点
早漏予防のほかにも多くのメリットがある筋トレですが、残念なことにデメリットも存在します。
効率的に早漏を治療するためにも欠かすことのできない注意点ですので、詳しく見ていきましょう。
効果が出るまでに一定の時間を要する
通常の筋トレと同様に、トレーニングを始めてすぐに骨盤底筋群が鍛えられるわけではありません。
人間の身体はそこまで都合良くはできておりませんので、根気と忍耐を胸にトレーニングに励むことが重要です。
オナニーやセックスをとおして、「今日はいつもより射精が遅かったよね」と少しずつ変わっていくペニスを楽しみながら観察していきましょう。
やりすぎると筋肉を傷める
早漏改善筋トレも、無理をすると筋肉を傷めることになります。
早漏改善目的とはいえ、スクワットやヒップリフトはPC筋以外の筋肉にも負荷を与えます。当然ですが、早く効果を出したいからと無理をすれば怪我の原因となるでしょう。
PC筋やBC筋は、射精だけではなく排尿も司っていることから、必要以上にダメージを受けることで排尿障害を起こすリスクもあるのです。
- 適切な回数
- 効果的な栄養補給
- 戦略的休息
これらのプロセスを正しく踏んで、じっくり早漏と向き合っていきましょう。
早漏改善だけではなく健康維持にも筋トレは最適
早漏改善に筋トレは効果的です。コストを掛けずに自分のペースで実践できることが大きなメリットですが、健康維持にも役立つという付加価値があります。
スクワットやヒップリフト、フロントブリッジに励むことで、早漏予防だけではなく、肥満・高血圧・糖尿病などのリスクも大きく軽減できます。
ペニスにも健康にも良い筋トレを、ぜひ日常生活に取り入れてはいかがでしょうか。