男性であれば、オナ禁というワードをご存じの方は多いでしょう。
嘘か誠か、インターネット上にはオナ禁に関する様々なメリットが書き込まれていますが、果たしてメリットだけでデメリットは存在しないのでしょうか。
本記事では、オナ禁の効果だけではなく、そもそもオナ禁がどういった行為なのか、実践することで不都合はないのかなど、気になる情報をお届けします。
そもそもオナ禁とは?
オナ禁はその名のとおり、オナニー(マスターベーション)による射精を一定期間禁止することです。
人間の三大欲求である性欲を我慢するということは、非常に辛い苦行であります。毎日のようにオナニーで性欲の発散をしている男性からすれば、2日や3日という短期間でさえ途方もない日数に感じるのではないでしょうか。
「寸止めはオナ禁に含まれるの?」
2、3日でもオナニーを我慢できない方は、よく上記のような疑問を口にします。射精しなければペニスをシゴいてもセーフだと考えている男性は多いですが、それは完全なアウトであると覚えておいてください。
ペニスをいじって性的な刺激や興奮を感じてしまうと、いわゆる我慢汁というものが尿道口から出てきます。その液体には精子も含まれているのです。
つまり本人は寸止めをしたと思い込んでいても、極少量の射精はしていることになります。
オナ禁を実行する際は、ペニスをいじるだけではなく、性的な画像や動画を見ることも控え、我慢汁が出ないようにしましょう。
オナ禁の効果
オナ禁を行うことで様々なメリットがあると言われていますが、その中でも医学的根拠に基づいて効果が立証できるものを解説していきます。
オナ禁を試してみようか検討されている方は要チェックです。
射精の快感が増す
我慢するほど解放されたときの喜びは大きいものです。一定期間のオナ禁を経ることで、射精時の快感が向上する効果が期待できるでしょう。
お酒が好きな方であれば休肝日後のビール、ダイエット中の方であれば食事制限後の糖分や脂質といったように、自分の好きなことを限界まで我慢した後に得るご褒美は格別だといえます。
オナニーにも同じことが言え、射精や性的な刺激を何日も辛抱して辿り着いたゴール(射精)は、通常のオナニーでは味わえない快楽に包み込まれるでしょう。
テストステロンが増える
数日のオナ禁を経て射精することで、テストステロンという男性ホルモンの血中濃度が上昇したという研究データがあります。
テストステロンは男性にとって日々の活力を生み出してくれる重要なホルモンであり、性に関しても性欲・勃起・精子形成などに大きな影響を与えます。筋肉や骨格などにも関係してくることから、男らしさを維持するために必要なホルモンだといえるでしょう。
オナ禁をすることでテストステロン値が上昇し、男らしさに磨きがかかるのであれば、辛い禁欲生活にもやりがいがあるというものです。オナ禁を始めた途端、急に女性からモテるようになったという話もありますが、こちらは残念ながら医学的な根拠のある事例ではありません。
ジヒドロテストロンが減少する
オナ禁をすることで、ジヒドロテストステロン値も減少することが判明しております。
ジヒドロテストステロンは男性ホルモンの1種で、胎児期や思春期などには男性器の発達や、声変わりなどを促す重要なホルモンです。
ジヒドロテストステロンは悪のホルモンとは言い切れませんが、成人期に突入すると下記のような働きもします。
- AGA
- 皮脂分泌
- 前立腺肥大
男性にとっては決して得のある症状ではありません。薄毛の原因とも言われているので、男としての魅力を大きく下げてしまう恐れもあるでしょう。
オナ禁でジヒドロテストステロンが悪さをしないように抑制できるのであれば、それは嬉しいメリットだといえます。
プライベートな時間の確保ができる
オナニーにかける時間には個人差がありますが、平均で週に2~3回、時間は1回あたり20分以内というデータがあります。
仮に週3回、1回あたり15分のオナニーをする男性がオナ禁をした場合、月に180分(3時間)もの時間の節約が可能です。
たかが3時間と思うかもしれませんが、忙しい現代人にとって貴重な時間に変わりはありません。オナ禁によってプライベートな時間が確保できるのであれば、禁欲生活も悪くはないでしょう。
オナ禁のデメリット
オナ禁を実行することで大きなメリットを得ることができますが、残念ながらデメリットも存在するのです。
場合によっては身体に重篤な疾患を引き起こす恐れもありますので、必ず一読してください。
ED(勃起不全障害)になる
オナ禁によってEDになる恐れがあることをご存じですか?
当然ですが、禁欲生活中はペニスを勃起させる機会が減少します。朝勃ちなどの生理現象は仕方がないですが、性的な画像や動画を見るなど、意図的に勃起させるようなシチュエーションは避けることが一般的です。
長期間に渡って性的な刺激を避けることで、ペニスが勃起しないことに馴染んでしまいます。ペニスの内部には海綿体というスポンジ状の組織があるのですが、海綿体への血液供給が減少することで「線維化」と呼ばれる症状を引き起こしてしまいます。
線維化した海綿体が元に戻らなくなると血液が送られても膨張することができず、内側からペニスを大きくすることができません。結果的に勃起不全障害となるわけです。
オナニーを我慢することでオナニーができない体になっては、何の意味もないでしょう。
膣内射精障害になる
膣内内射精障害とは、その名のとおりセックスでペニスを挿入しても、膣内で射精ができない症状のことです。オナ禁には、この膣内射精障害を引き起こす恐れがあるのです。
オナ禁で射精という快楽を抑制することで、いざ解放の瞬間を迎えても、ペニスが思うように反応をしてくれないケースがあります。
これは男性だけではなく、相手の女性にも大きなショックを与える事態です。最悪、2人の関係性に大きなヒビが入る可能性もありますので、オナ禁を実行する際はこういったリスクもあることを覚えておいてください。
早漏になる
オナ禁がきっかけで早漏になるケースも少なくありません。
長い禁欲生活を終えたことでペニスが普段以上に過敏になっている可能性があり、セックスにおいても膣内にペニスを挿入して早々に果ててしまう恐れがあるでしょう。
回数を重ねることができるならリカバーは可能でしょうが、1回の射精で精も根も尽き果ててしまう方は、相手の女性に大きな不満を抱かせることになります。
前立腺ガンを発症する
あまり周知されていませんが、オナ禁が原因で前立腺ガンの発症リスクが上がる恐れもあるのです。
とある研究結果で、月に21回以上射精する男性と、月に4~7回ほどしか射精しない男性では、前者のほうが前立腺ガンの発症リスクが圧倒的に低かったことが判明しています。
射精と前立腺ガンの関係性は完全に解明されているわけではありませんが、禁欲することで大病を招くのであれば、オナ禁という行為の存在意義が大きく揺らぐことでしょう。
精子の質が落ちる
オナ禁を実行することで精子の質が落ちるという研究データも発表されています。
これにはオナ禁の期間が大きく関係してくるのです。精子というのは、精巣内で毎日作られて精巣上体に蓄えられます。
短期間のオナ禁であれば、射精しないことで蓄えられる精子の量が増えていくので妊活などに有利ですが、長期間に渡ると体外に排出されない古い精子の質がどんどん低下していきます。食材で喩えるなら消費期限が過ぎていくようなものです。
死んでしまった精子からは活性酸素が発生するので、精巣に深刻なダメージを与える可能性も否定できません。
精子の質を高めたければ、短期間のオナ禁がベストだといえるでしょう。
オナ禁でちんこが大きくなる?
巷では、オナ禁することでペニスが大きくなるという噂が囁かれています。結論をお伝えすると、オナ禁ではペニスのサイズアップはできません。その理由は、オナ禁は血流改善というペニスのサイズアップ条件を満たしていないからです。
では、なぜこのようなデマが広がっているかというと、認識の誤りだといえるでしょう。
オナ禁をすることで、普段よりも勃起したペニスに硬さや張りが宿ることはあります。つまり勃起力が強化するということです。いつも以上に活力に満ちたペニスを目のあたりにすることで、サイズが大きくなったと誤認しても仕方がないでしょう。
ペニスのサイズアップには、血管を拡張して血流改善を行い、ペニスにより多くの血液を送るというシステムの構築が必要です。これを行うにはペニス増大サプリを服用して、シトルリンやアルギニンといった血管拡張作用のある有効成分をふんだんに体内に吸収するしか方法がありません。
また、ペニス増大サプリには亜鉛やマカといった成分も豊富に配合されていることから、勃起力強化にも最適です。サイズアップと勃起力の両方が同時に手に入るのですから、辛い禁欲生活を何日も行うより、自分の好きなタイミングでサプリメントを摂取したほうが遥かに楽でしょう。
オナ禁は諸刃の剣かもしれない
オナ禁は、男性にとって決して楽な行いではありません。射精という快楽を覚えてしまい、オナニーが習慣化することで、射精を我慢する日々というのは心身ともにストレスが蓄積されます。
その後に得られるメリットを考えれば我慢もできるでしょうが、オナ禁を行うことでメリットの数だけデメリットもあることも事実です。まさに諸刃の剣と表現できるでしょう。
しかし、オナ禁は短期間であれば比較的に安全な方法です。オナ禁の最適な期間★に関しては、禁欲生活を成功させるためのコツと併せて別記事で詳しく解説をしますが、ポイントを把握することでメリットのみをかっさらうことも十分に可能です。
日々の性生活を豊かにする1つの方法として、オナ禁を選択肢に入れることも悪くはないでしょう。