オナ禁を決心しても、具体的にどのくらの期間を頑張ればよいか迷ってしまう方は多いでしょう。

長ければ長いほど良いのか、それとも短期間で十分な効果が得られるのか。性欲を我慢することは男性にとっては非常にストレスですので、短いに越したことはないというのが本音でしょう。

本記事では、オナ禁の推奨期間と併せて、苦行ともいえる我慢期間を乗り切るためのコツを伝授していきます。

オナ禁の期間

一口にオナ禁といっても、わざわざ禁欲生活に身を投じる理由は人それぞれです。そして、その理由こそがオナ禁の期間を決める鍵でもあります。

それぞれ詳しく解説をしていきますので、自分に当てはめながらベストなオナ禁の期間をチェックしてみてください。

テストステロンの増殖

テストステロン値を増やす目的であれば、オナ禁の期間は1週間が最適です。

テストステロンは男性ホルモンの1種で、性欲増強や精子の生成といった性に関することだけではなく、男性の筋肉や骨格形成、日々のやる気や向上心といった日常生活のパフォーマンスにも大きく関与するホルモンです。

テストステロンが増加することで、日々のパフォーマンス向上だけではなく、男らしさに磨きがかかるといった声も多く、男性にとっては欠かすことのできない重要なホルモンだといえるでしょう。

中国の浙江大学研究チームの調査結果によると、オナ禁を始めて7日目にテストステロンが急激に増えたことが判明しました。

5日目まではテストステロン値にさほど大きな変化はなかったのですが、6日目から数値が伸び始め、7日目にテストステロン値がピークを迎えました。その時点で一度射精をしてもらい、再度オナ禁を実行してもらったところ、やはり7日目にテストステロン値が最も増加するという結果です。

さらに面白いのが、8日目を境にテストステロン値が減少してことです。8日目から徐々にテストステロンが減っていき、結局16日目までオナ禁を継続してもらいましたが、その間に一度もテストステロンが活性化することはありませんでした。

そのため、テストステロン増加が目的であれば7日間のオナ禁が最も最適な期間となります。余談ですが、「7」は非常に縁起の良い数字で知られています。これが果たして偶然なのか、人体の神秘のようなものを感じずにはいられません。

妊活

妊活のためにオナ禁を行うのであれば、一般的に3～5日の禁欲生活が適切だと言われています。しかし、個人の精子の状態が重要ですので、あくまでも参考資料と捉えてください。

妊活で重要なのは、精子の質と量です。この2つのクオリティを保つには、禁欲生活が短くてもダメですし、長くてもいけません。

禁欲生活が短いと精子濃度が十分ではなく、射精した精液の中には未熟な精子が目立つようになります。また、禁欲生活が長いと精巣上体に蓄えられた精子が古いものから順に劣化していき、活性酸素を発生させることで精巣に悪影響を及ぼす恐れがあります。

食材と同じで、精子にも食べ頃と消費期限があります。最も脂が乗った良質な精子を受精したければ、オナ禁期間は3～5日程度にしておきましょう。

射精の快感の向上

こちらは完全に個人差がありますので、一概に期間は提示できません。

オナ禁を長く行うほど快感が増す方がいれば、短期間でも十分に満足できるケースもあるでしょう。毎日のように射精を行うオナニストであれば、2～3日といった短い期間でも普段以上の快楽に包まれるかもしれません。

自分の好みに直結する問題ですので、色々なオナ禁期間を試してみて、自分が一番気持ちが良いと感じる日数を探し当てることも一興だといえるでしょう。

オナ禁を成功させるコツ

人間の最大欲求である性欲を一定期間に渡って我慢するというのは、生半可な覚悟では成し遂げられません。

短期間のオナ禁であれば初心者でも成功させやすいですが、長期間ともなると様々な工夫を凝らす必要があるでしょう。

オナ禁を成し遂げるためのコツを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

エロを封印する

基本的な対策として、性的な興奮や刺激を受けるものからは遠ざかった生活を送ることが無難でしょう。

人間とは欲深い生き物で、ダメだと分かっていても自分が渇望するものを差し出されれば拒否することが難しくなります。オナ禁期間中に、エッチな画像や動画を見て股間に伸びる手を抑えることが果たして可能でしょうか。

大袈裟な喩えをすると、空腹に飢えているときに食べ物を差し出されたり、喉の渇きに苦しんでいるときに水の入ったコップを目の前に置かれるようなものでしょう。

自分が定めた期間の禁欲生活を無事に完走したければ、エロは必ず封印してください。

予定を詰め込む

仕事やプライベートな行事が忙しく、気づいたら2～3日オナニーをしていないなんて経験はありませんか？

性欲は人間の三大欲求の1つですが、ほかのことで気を紛らわすことが不可能というわけではありません。股間を弄る暇がないほど予定が詰まっていたり、エロいこと考えられないほど疲れてしまえば、自然と性欲は抑えられます。

オナ禁が長期間に渡る場合は難しいかもしれませんが、短期間であれば意識的にスケジュール帳を黒く埋めてしまいましょう。

別のリフレッシュ方法を探す

オナニーとは別の刺激や癒しを探すことも、有効的なオナニー対策の方法です。

• スポーツに打ち込む
• 気の合う仲間とお酒を楽しむ
• 森林浴で自然を感じる
• コンサートや映画、舞台を鑑賞する
• 趣味に没頭する

性的なことが忘れられるなら何でも結構です。自分の好きなことに取り組んでください。

男性にとって、オナニーは快楽と同時にストレス発散のはけ口でもあります。それを別の方法で代用することで、辛いオナ禁期間を乗り越えることができるでしょう。

筋トレをする

オナ禁中に筋トレを行うことで、性欲が減退するという事例が存在します。ただし、これは一般人にはハードな本格的なトレーニングを毎日のように行ったときに限ります。

連日のようにアスリート並みのトレーニングを行うことでホルモンバランスに乱れが生じ、オナニーやセックスに興味・関心が湧かなくなってしまうといいます。

これには男性ホルモンの1種であるテストステロンが大きく関係してきます。適度なトレーニングであれば筋肉を修復するためにテストステロン値が上昇するのですが、度を越したトレーニングを積むことで、逆にテストステロンは減少してしまうのです。

テストステロンは男性に性欲や勃起力を与えてくれる重要なホルモンですので、これが減少することで性欲が減退するというのは筋のとおった話ではあります。

オナ禁達成のため意図的にテストステロンを減らすというのも1つの方法ですが、やり過ぎは禁物です。

マイルールを設定する

自分で自分を追い込まないよう、独自のルール設定をするのも良いでしょう。

例えばオナニーはNGだがセックスはOKなど、自分に都合の良い抜け道を用意しておくことで、精神的な負担を減らすことができます。

また、オナ禁を達成した際のご褒美も用意しておくとモチベーションアップにつながります。少々不謹慎ではありますが、パートナーの女性がいない場合はオナ禁明けの初射精は風俗で楽しむなど、ゲーム感覚でゴールを定めてみると面白いかもしれません。

徐々に期間を伸ばしていく

未経験者がいきなり1週間のオナ禁を自らに課しても、途中で挫折することが目に見えています。

そのため、最初は2日間など短い期間でオナ禁に挑戦してみると良いでしょう。無事にやり遂げた際の達成感や、オナ禁明けの射精による快感を知ることで、次のステップを目指そうという意欲が湧き起こるでしょう。

欲張ってはろくな結果になりません。きちんと地に足をつけて、地道に成果を積み重ねてください。

男性がオナ禁をする目的

テストステロンを増やしたり、妊活を成功させるなど立派な目的がなくても、オナ禁を実行する男性は非常に多く存在します。

なぜわざわざ射精を我慢するのでしょうか。そこに秘められた男性たちの目的を特集しました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

異性からの好感度を上げる

これは医学的に根拠のない話なので信憑性は乏しいですが、オナ禁をすると女性にモテるようになるといいます。実際、異性からの好感度を上げるためにオナ禁をする男性は非常に多いです。

恐らくテストステロン値の上昇が絡んでくるのでしょうが、男性ホルモンが増えたくらいで女性にモテれば苦労はしないというのが本音でしょう。

話半分程度に実行してみるのも面白いかもしれません。

筋トレの効果を上げる

オナ禁と筋トレの併用は、意外にも相性が良いのです。

オナ禁を成功させるために筋トレを行う方は、エロから意識を離すために普段以上の集中力をもってトレーニングに取り組みます。

また、筋トレとオナ禁の両方でテストステロンを増加させることによって、通常のトレーニングよりも効率良く筋肉を鍛えられるでしょう。

仕事に集中したい

筋トレと同様に、仕事に没頭することでオナ禁を成功させようとする方もいます。

事実、仕事が忙しいときは自然とオナニーがしたいという気持ちにはなりません。頭の中を占めるのはエロではなく、ビジネスや自分の使命であれば普段以上の集中力で仕事をこなせるでしょう。

また、単純に仕事時間を確保するためにオナニーを禁止する、時間の節約という目的もあります。個人差はありますが、オナニー1回あたりにかける時間は平均で20分だといわれています。射精後は脱力感に包まれるので、時間的にもマインド的にも仕事モードにはなりにくいです。

仕事がしたいからオナニーを封印するというのはいささかおかしな話かもしれませんが、非常に現実的な考えだといえます。

セックスで女性を満足させたい

充実した性生活のためにオナ禁をする男性も多いです。

例えば年齢的にセックスでは1度の射精が限度だという男性がいたとします。ところが、パートナーの女性は性欲が強く、1度の射精では物足りません。最低でも2回は楽しみたいのに、男性にその気がなく、ペニスも反応しないのでは、女性に我慢を強いることになるでしょう。

そんなときこそ、男性は禁欲生活で精子と性欲を蓄えておく必要があります。

ムラムラしても絶対に次のセックスまで射精をしないで我慢しておけば、いざ本番になったら自分から2回戦目を求めてしまうかもしれません。当然、女性の満足度は上がり、体を求められることで愛されていることも実感できるでしょう。

オナ禁は、男性にとっても女性にとってもメリットがある行為なのです。

勃起力を向上させたい

勃起力は、加齢の影響で徐々に低下していきます。

自分の意に反してフル勃起できなかったり、女性の前でペニスが勃起しないED症状が現れる可能性も否定できません。

特に付き合いが長いパートナーがいる場合、単純にセックスに飽きてしまってペニスから硬さや張りが失われることがあります。「妻だけED」という言葉があるように、パートナーに対してだけペニスが反応しないのです。

そういった事態を避けるために、オナ禁によって性欲を高めておく方法があります。長期間に渡って射精を我慢することで、ペニスは非常に敏感な状態となります。飽きるほどしてもらった手コキやフェラチオでも、長らく味わっていなかったかのようにペニスが反応してくれるでしょう。

硬さや張りも通常より宿ることが期待されるので、パートナーとの関係性を守るためにもオナ禁は効果的な方法です。

夢精をしてみたい

夢精とは、寝ている間に性的な夢を見て射精をしてしまうことです。

人間が夢を見るメカニズムは解明されていませんが、自分が求めるものが夢に出てくる傾向はありませんか？

どうしても食べたいものや会いたい人が夢に出現したり、行ってみたい場所に旅行したりと、夢は非常に自由な世界です。

エロに関しても同じことがいえ、習慣的にオナニーをしていた方が射精を我慢する日々を送っていれば、女性とセックスをする夢を見ます。現実と間違えるほどにリアルな夢であれば、夢精してしまうのも無理はないでしょう。

エロい夢は見るけど夢精までは経験がないという方も多いでしょうが、オナ禁によって限界まで射精を我慢することで、悲願を達成できる可能性があります。

オナ禁の期間は目的によって異なる

オナ禁の適切な期間は目的によって変わってきます。妊活のためなら比較的に短期間でありますが、快感のみを求めるのであれば制限はないに等しいでしょう。

オナ禁を始める際は、自分が何のために禁欲生活を送るのかハッキリさせておくことが重要です。

また、オナ禁を達成するための工夫を施すことで、精神的な負担を大きく減らすことも可能です。最終的には禁欲生活を楽しめるマインドに自分をコントロールできれば、オナ禁が人生に新たな喜びをもたらしてくれるかもしれません。